BlockPunkについて
ブロックチェーンを活用した版権管理の一例
具体例
BlockPunkの構造を説明
Ethreum(ブロックチェーンを使用したプラットフォーム)を使用し、
作家が作成したアートをERC721トークン(NFT)として市場=BlockStudioでやりとりをする。
ERC721に紐づくコントラクトが自働で、
市場で売買がなされることたびに手数料が作成者に入ってくる。
BlockPunkのメリット
①所有権の証明の簡易化
→ブロックチェーンの特徴である高い検証可能性により誰でもアートの所有している人を確認できる
②所有権の管理の簡易化
→ブロックチェーン上に登録された情報は確率論的に実質不可能とされているため、
所有権を改ざんすることができない。
③所有権の永続性の証明
→もしBlockPunkが倒産したとしても、アート=ERC721はなくならないため所有権の主張が永続的に可能
④作者のインセンティブ強化
→芸術の世界では二次流通では作家にどんな高値でやりとりをしたとしても、
お金は入ってこない。しかし、ブロックチェーンで作品の管理をすることで二次流通市場でも手数料が作家に入ってくる。
BlockPunkのデメリット
①現状BlockPunkのユーザーがほとんどいないため、 BlockStudioにアートを上げても購入者がいない。
→実際石ノ森プロという日本の大手アニメプロダクションも出店しているがほぼやり取りされていない。
②オープンな性質を持つブロックチェーンの性質を生かし切れていない
→ERC721というのは、あくまでもEthreum上のトークン規格でありどんな人でもやりとりができるようになっている。
しかし、現状 Ethreum上のDEX(Decentlized Exchange)でやり取りはされていない。
版権管理自体の根本的な問題点
デジタルコンテンツのため、極論スクリーンショットを取られて、
知らないところで無断しようされたらどうしようもないような現状。
いくら所有権をもっていたとしても無断で使用されてしまったら所有権の主張自体もできないわけで。
無断使用の発見をユーザーに促すような設計にするとブロックチェーンの面白い使い方ができると思う。
今後のアクションについて
ほかのプロジェクトとか調べたけど、
今ある多くのプロジェクトは一つのアート作品をNFTとしてやりとりするケースが多いように感じる。
違うやり方で版権管理ができ、オーダーメイドで版権管理のやり方をカスタマイズできるとしらいいと思う。